クリニック開業手順/スケジュール
開業コンセプトの決定


※スケジュール表はあくまでも目安です。
    開業される地域や科目によって変更になる場合があります。


医院開業を成功させるポイントは、コンセプトを固めることです。まず「やりたくない診療」を決め、「やりたい診療」「クリニックの規模」などを決めていきます。

1-1.まずは決心・家族の同意

「いい条件が揃ったら開業しよう」という心構えでは開業は成功しません。いつごろまでに開業するのかを決めてかからないと「良い条件」は出てきません。

医院の開業を決意をされたら、ご家族・ご親族の同意がとても大切です

理由は2点あり、1点目は「開業資金と開業資金借入」です。

開業するとなると多額のお金が動き、借入を行う場合は第三者の保証人が必要になるケースがございます。
また、テナントにて開業される場合は、連帯保証人が必ず必要になってきます。

2点目は、「クリニックの経営・運営」です。

例えば、スタッフの給与振込は先生ご自身で行いますか?
それともご家族が行いますか?
信頼されるスタッフに任せますか?

医院の開業は、このようにご家族・ご親族の協力が不可欠な点が多くあります
まずは同意を得て、必要な場合に協力を得られるような体制を作っておきましょう。

事務作業でご協力いただく点も多々あります

ご家族に開業の同意をいただけるのか、クリニックの経営・運営にどこまで協力していただけるのか、ご家族の間でしっかり話し合いを行うことをお勧めします。

1-2.情報収集・相談

ご家族の同意を取ろうとした時に、必要なのは医師の覚悟の程と、客観的な情報です。

インターネットで医院開業に関する様々な情報が出ていますが、医療器械や医薬品、建築工事などを売ることを目的としているか、コンサルタントとして法外なバックマージンを取ることを目的としているサイトが多いのも残念な事実です。

インターネットでの情報収集や先輩開業医に相談してみましょう

先生が「開業する」と聞いて、ご家族・ご親族の中には心配される方がいらっしゃると思います。そのためご家族に安心して同意していただくためにも、先生に必要なのは開業に対する「客観的な情報」「覚悟」です。

「客観的な情報」について、インターネットで「医院開業」と検索すると様々な情報が出ています。インターネットだけではなく実際にそのホームページを運営している会社の担当者に会って、いろいろな開業及びクリニック経営についての情報を聞いてみてください。
また、クリニックを開業している先生の先輩などにご相談するのもひとつの手だと思います。

玉石混交の中からご自身に適した情報を持っている人を活用するのが一番の近道だと思います。
そうすれば、自ずと「客観的な情報」も集まりますし、開業する「覚悟」も増してくることでしょう。


高コストの開業を提案するコンサルタントには注意!

医院開業のコンサルタントを選ぶとき、注意しなければならないのは、高コストの開業を提案するコンサルタントを選ばないようにすることです。
開業時のコストはできるだけ低く抑えることが肝要です。高コスト開業は必ず開業後のクリニック経営を圧迫し、利益を損ないます。

必要な投資を見極め、コストは徹底的に下げる、開業後のフォローも万全であるコンサルタントを選べるかどうかが運命の分かれ道です。

1-3.開業コンセプトの確定

どんな診療をされたいのか、どのような規模で、どんな機械が必要であるのか?内科の医師であれば、在宅医療に取り組むのか、初めからやらないで専門性を高くアピールされるのか?

「開業したい!」という先生の目標を実現させ成功するためには、方向性の決定がまず肝心となります。

具体的には「どんな診療をしたくないのか」を考えてみてください。

これがコンセプト固めに必要な第一歩になります。
まず自分がやりたくないことを決めれば、自ずとどんな診療をしたいのか、どのような規模でどんな医療機器を導入するかが決まってきます。

例えば、
「内科の医師であれば在宅医療に取り組むのか?」
「初めからやらないで専門性を高くアピールされるのか?」
「間口を広く構えて、いろいろな患者様を取り込んでいくのか?」
「ターゲットを明確にしてアピールするのか?」

スタート時点でコンセプトをしっかり固めておかないと、
とんでもなく高コストの開業をする羽目になります

時間も、無駄な費用が発生してしまいます。
高コスト開業からの軌道修正をすることは容易ではありません。
特に高額な医療機器の導入を希望される場合は、開業後、経営が安定した頃に導入されても良いでしょう。

以上の理由から、まず「どんな診療をしたくないのか」を決めましょう。

医院開業コンセプトシートのご紹介

弊社はこれまで多くの、なんとなく医院開業が頭にあるという先生のご相談を受けてまいりました。

具体的に事業計画を作るまではいかずとも、ぼんやりとイメージを持たれている先生方に、その想いを形にしながら道標として使っていただくのが、この医院開業コンセプトシートです。

まずはこちらのシートに今の先生のお考えを書き出してみましょう。頭の中の想いを書き出すことで、開業のイメージを整理していただけます。


1-4.保障の見直し

開業したいと考える先生は、コンセプトの決定や開業場所、診療圏の調査や医療機器選定、広告や採用等、多くの検討しなければならない事項がありますが、その中の一つに「保険の見直し」も含まれます。

実際には保険の見直しを実施しなくても開業自体はできてしまうため、「開業に向けて保険を見直さなくては!」とお考えの先生はあまり多くありません。

しかし、勤務医から開業医になることで、開業医特有の様々なリスクが生じます。

それらのリスクをきちんとカバーできる合理的な保険に加入することが大切となります。

一方で、これまでに加入された保険の中には必要性が薄い保障が含まれているケースもございます。

このような保険は解約することで支出保険料を減らすことができ、その分を運転資金の確保に回すこともできます。

弊社ではそのような開業資金の確保の面も踏まえて、必ず「保険の見直し」をしております。

特に開業準備が進むほどに先生は忙しくなってきますので、なるべく早めに保険については見直しをしておくことを推奨しております。

詳しくは【FP監修】開業医が加入すべき保険とは?をご覧ください。

コンセプトの設計、開業に関する不安などご相談ください

弊社で無料相談を受け付けております。開業コンセプトについて意見が欲しい、資金や借り入れについて聞きたいなどご相談ください。また配偶者、ご家族の方も同席いただけますので、先生だけでなくご家族からの不安や気になることも、コンサルタントがお聞きしお答えいたします。

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弊社で開業された先生の声

埼玉外科クリニック
松下 公治 先生

最後までやり抜き成功させるためには、まずは自己分析して開業のコンセプトをよく考えることが全てであり、はじめの一歩となります。
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