手続きだけじゃない!経営を見据えた開業を
クリニック開業手順

8.広告戦略


※スケジュール表はあくまでも目安です。
    開業される地域や科目によって変更になる場合があります。


医院開業しただけでは、なかなか患者様は来ません。印刷物やホームページなどの広告について、注意事項やタイミング・活用法などをご案内致します。

8-1.ホームページ制作、WEB戦略

クリニックの広告戦略として重要なのが、ホームページです。

ホームページの必要性に関してはこちらでご説明しておりますが、大切な集患ツールとして、良く構成されたホームページを作ることが必要です。

ホームページは患者さんに見てもらうための入り口対策や、実際に受診へとつなげるための出口対策がありますが、細かなマーケティングに入る前に、まずは設立とサイトの存在を検索エンジンに認識させることが重要です。

設立に必要なドメインさえ決定してしまえば、公開が可能ですので、開業コンセプトを決めたタイミングやクリニック名を決めた時点でドメインを取得、サイト設立をすることが望ましいでしょう。

下記に説明させていただく印刷物と違い、流動性の高いメディアであるホームページでは、まずは検索エンジンのためにページ数を増やし、その後で先生のお名前やクリニック名、診療時間やアクセスを公開、さらい細やかなデザインを入れ込み、開業日より前に完成を目指します。

8-2.ロゴデザイン確、印刷物、看板作成

クリニック開業前に配るチラシやクリニックカード(※制作実績へ)・診察券などのデザイン、内容を決める必要があります。
一番重要なのは内容ですので、いかにクリニックのコンセプトをうまく伝えられるか、デザイン面も吟味し、見栄えよく作成していきます。

クリニック名や管理医師名、診療時間、住所、電話番号、地図、休診日、駐車場の案内、診療の案内、ホームページのURL(※開業用語集へ)などの情報を、どのようにまとめてどのようにデザインするかは、専門家に任せたほうがいいと思います。

特にクリニックのロゴマークは、ドクターの思いを形にするクリニック・アイデンティティの表現です。
これは、コストを掛けても、患者様に親しんでもらえるものを作成されることをおすすめします。

一生使っていくものですから、ご納得いただけるデザイン及び印刷物を決めていただければと思います。

デザインは、医療専門の印刷物を取り扱っているデザイナーを選ぶことが一番重要です。印刷会社は安くて納期が守れるところであればどこでもかまいません。
デザイナーから何種類かのデザイン案を出してもらい、その中からドクターのコンセプトを一番表現で出来ているものを選び、細かい修正などを重ねて作りこんでいきます。

8-3.印刷

印刷物はクリニック開業の大きな広告の柱!
医院開業時の広告は印刷物・ホームページが中心!
  • 新聞折り込みなどのチラシ
    ※現在、新聞を取らない世帯が増加しているので、折り込み広告だけでは効果が期待できません
  • ポスティング用印刷物
    ※クリニックの開業時の個別訪問は、診療の勧誘をしない限り法令上禁止されていません
  • クリニックカード(※制作実績へ)

印刷物はまとめて発注することでコストダウンに!

デザインが確定してしまえば、あとは紙質の選定です。
この過程は、段取りよく進めていかないと、内覧会・クリニックの開院に間に合わないという事態になりかねませんので、入稿の期限はあらかじめ余裕を持って設定しましょう。


一度間違ったらアウト
誤字・脱字などは最後まで細かくチェックしましょう

ホームページなら掲載後も直すことができますが、印刷物は一度間違ったらアウトです。
最終確認をする段階で、誤字や表現の修正が必要です。
そこでOKを出してしまったら、たとえミスがあっても発注者であるドクターの負担となってしまいますので、ご注意ください。

トラブルを防ぐため、デザインの最終確定後、確認に確認を重ねて決めてから、印刷発注を行うのが良いでしょう。

8-4.広告発注

求人広告の発注が終わったら、次はデザイナーに制作を依頼したデータを印刷発注しなくてはなりません。

この時期になると他の開業準備と重なり、気ぜわしい思いをされていることと思います。
コンサルタントと一緒に開業を準備されている場合は、段取りをすべて任せて大丈夫です。

コストとの兼ね合いを見ながら、信頼できる業者に任せましょう

医療器械や内装工事ほど、大きな差が出ることはありません。
ポスティングなども一括で受注してくれるところは、広告代理店といっても比較的大手で、値段も高くなります。
ただし、中にはポスティング要員のバイトがチラシを配らずに捨ててしまうような質の悪い業者もありますので、多少値段が張っても安心できる業者を選択した方が良いと思います。

医療器械関係や医薬品関係のコンサルタントをお使いの場合は、良心的な対応はしてくれますが、安全圏を取ってすべてコストの高い大手に回されてしまうことが多いです。

専業のコンサルタントの場合は、元々数社の広告代理店とお付き合いがあり、毎回の段取りが決まっているため、お互いにコストダウンできるようになっています。

広告媒体選びは慎重に行いましょう

クリニック自体の広告ですから、これも重要な事項です。
ただし、求人と同様に広告媒体に何を使うかは地域によって効果の差が大きいため、費用対効果を検討した上で発注しましょう。

間違っても、駅の看板に広告を出すようなことはしないようにご注意ください。

あるクリニック様の広告媒体の効果測定です。

1.家族・友人・知人からの紹介 135人
2.ホームページを見て 27人
3.病医院様からの紹介 24人
4.タウンページ 11人
5.電柱広告 4人
6.雑 誌 2人
7.その他 6人
8.駅の看板 0人
9.未回答 33人
効果測定サンプルは新規のご来院数240人

 

このクリニック様では、駅看板を止める年の駅看板を見てきた人の数は年間2人だそうです。費用は、年間約60万円だったそうです。

駅の看板を進めるようなコンサルタントだったら、運が悪かったとあきらめ、途中からでもすぐに他のコンサルタントを探しましょう。

8-5.近隣ご挨拶

開業の準備が進む中、開業2か月前頃には近隣のご挨拶も始めた方が良いでしょう。

近隣のドクターについては事情が地域によって異なりますので、一番親しい方にご相談しながら適切な時期にご挨拶に行かれることをお勧めします。

近隣挨拶もマーケティングです

開業してから先のことを考えると、診療科目によっては、まず初めに、近隣の影響力の大きい方にご挨拶をしておくと、新患様の増え方が違ってくるケースもあるでしょう。

内科系であれば、地域の老人会、PTA、商店会などの代表の方にご挨拶をしておかれることもポイントです。

その他、ポイントになるところがいくつもありますが、ドクター自ら出掛けるのも時間が取れないと思いますので、パンフレットができあがった時点でコンサルタントに依頼しておくといいでしょう。

8-6.内覧会準備

内覧会は、心療内科や精神科では一般的には行いませんが、それ以外の科目では、地域の皆様に認知していただくうえで大きな宣伝効果がありますので、ぜひご活用ください。

内覧会での印象が患者数の伸びに影響します

内覧会は今や常識となっていますが、その準備と当日の対応次第で、外来数の伸びに大きな差が出ます。
事前にどういう診療を行うかを明確にして、内覧会に来られた方にしっかりドクターご自身のお考えを主張してください。

内覧をしていただく患者様の動線が重ならないよう、事前に順路を決めて表示すべきです。順路の表示板を設置するなど、診察室、処置室、各種医療器械などを順番に効率よく見ていただけるように準備してください。
また、内覧会に来ていただいた方に対し、粗品をお渡しする準備もすすめたほうが良いでしょう。

応援に来ていただく業者様にも、事前に打ち合わせを行い、対応していただく内容を決めておきましょう。

8-7.内覧会(内見会)

内覧会当日は、入口及びクリニック近辺で、コンサルタント会社のスタッフもしくは業者さんが内覧会開催の告知(チラシやクリニックカード(※制作実績へ)を配るなど)をしてくれます。

その先の案内は、クリニックのスタッフさんで誘導することになります。
内覧会に来られる方に一人ずつスタッフがつき、クリニックのご案内を行うと親切です。

ドクターはなるべく診察室にいて、ご挨拶をしてください。
内覧会にお越しいただいた方から、院長先生やスタッフさんに対して色々と質問がでます。今後患者さんになる可能性が高いので、丁寧に対応していただければと思います。

内覧会にて来院患者の囲い込みも

通常のクリニックでは、この段階で開設届は出ていますから、クリニックとしての医療行為があっても大丈夫です。
気になる点をチェックして、開院日をお伝えし、後日診療に来ていただくということもあります。

その先は、クリニックのスタッフさんに誘導を依頼し、処置室、医療機器のご案内へ回ってもらいます。検査機器やレントゲンは業者さんに説明してもらうのも一つの方法です。
空いていればスタッフが説明し、混んでいれば業者さんの力を借りる流れにするとスムーズです。

最後に出口で粗品とパンフレットもしくはクリニックカードをお渡しし、お見送りします。

内覧会は、そのクリニックが対象としている患者様が一番来やすい日の、来やすい時間帯を狙って開催し、よりクリニックの診療方針を理解していただくようにしましょう。


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