小児科の開業資金・自己資金・収入

小児科クリニックの開業資金と平均診療報酬の目安をご紹介します。

小児科の開業は、全ての診療科目の中で一番口コミを取りやすい開業です。
お母さん(若い女性)の口コミはスマートフォンを活用し、あっという間に想像できないくらいの人々に広がります。

ですから、インターネットとスマートフォン(一部携帯電話)を意識した開業戦略を採れば、開業の早い段階から軌道にのせることが可能です。

逆に、「スタッフの対応が横柄だ」、「待ち時間が長い」、「なかなか治らない」、「クリニックが汚い」など、クリニックの悪い評判もお母さんの間ですぐに広まってしまうため、注意が必要です。

順番待ち予約システムの導入

親御さんは「自分の子どもが体調を崩しているのに長く待たされる」という状況に大きなストレスを感じますので、スマートフォン対応のインターネット順番待ち予約システムを導入することをおすすめします。

家やクリニックの駐車場で待てるようにするだけでも、待たされている感覚はかなり軽減され、また院内感染のリスクも軽減できます。

弊社で経営支援させていただいている小児科クリニックの例ですと、予約システムを導入したことで、これまで40人近くいた待合室の患者さんが、混雑時でも10人程度に減少し、待ち時間が長いというクレームも減ったとのことでした。
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立地については、住宅地での開業、できたら駐車場を設けることをおすすめします

小児科に来院される方は、お子さんと付き添いの親御さんがほとんどです。

子どもが病気になった時の親御さんの心理としては、「早く自分の子どもを先生に診てほしい」という気持ちでいっぱいです。

そのため、駅周辺よりもファミリーマンションや住宅地の集まったエリアでの開業が良いでしょう。

また、自動車や自転車でお子さんを連れてくることに配慮して、充分なスペースを確保した駐車場・駐輪場も必要です。

今後は、少子高齢化によって、小児科の患者数は全国的に減少していくことが予測されます。

長期的な戦略を立てる際は、クリニック周辺の人口動態などを確認して、今後の潜在患者数の推移を把握しておく必要があります。

合わせて、競合する「小児科」と、患者層がバッティングしやすい「耳鼻咽喉科」が多いエリアでは、乳児健診や細やかな予防接種の対応など自院の特徴を押し出し、患者数を伸ばすような戦略が必要になります。

隔離室を設ける

郊外や地方で比較的広い診療所を安く確保できる場合、隔離室を設けることをお勧めします。

クリニックの形状等にもよりますが、水痘、おたふくかぜ、麻疹、風疹など感染性の強い病気の患者用として入口から分けることもあります。
その場合、受付のスタッフを呼び出すインターホンが必要になります。

受付から分けることもありますが、その場合は、患者様の誘導導線を工夫する必要があります。

なるべく、他の患者様と接しないよう、最短で隔離室まで誘導する体制が求められます。

その他にも、開業される地域や患者様の特性、診診連携ができやすい地域か、各個別診療所で対処することを期待されている地域かで、装備も大幅に異なります。

その装備は、損益分岐点を大幅に上下させ、経営にかなりのインパクトを与えることになります。

X線撮影装置の導入の有無

小児アレルギー科専門のクリニックや最近では「子どもはじっとしていないため、うまく写真が撮れない」、「肺炎、骨折などを疑う場合、専門の医療機関紹介との連携を図るべき」などの理由から、クリニックでX線撮影装置を導入せず、近隣のX線撮影装置がある医療機関に依頼されるクリニックもあります。

キッズルームの有無

以前は、キッズコーナーを設けることが多かったですが、子ども同士の喧嘩や感染防止の見地から、現在では設置しない場合も増えております。

その代わり、インターネット順番待ち予約システムの導入や待ち時間の短縮にスタッフ教育に力を入れるクリニックが増えています。

以上の点をクリニック設計の早い段階で決めておく必要があり、それによってクリニックの広さが変わります(小児科クリニックの適正面積は30坪〜40坪前後といわれておりますが、X線撮影装置を設置せず、開業時からインターネット順番待ち予約システムを導入すれば、25坪前後で開業できます)。

子どもが喜ぶような雰囲気づくりを

患者様は小さなお子さんが中心ですから、子どもが喜ぶような(子どもが喜ぶとお母さんが思えるような)雰囲気づくりを心がけましょう。
例えば絵本・消毒しやすいおもちゃを用意するのはもちろん、待合室の椅子など小物のデザインにも子どもが喜ぶ工夫をしたいものです。

インフォームドコンセントを徹底したクリニックづくりを

小児科は、患者様ではなくお母さんへの説明と納得が求められる診療科目です。
そのため、インフォームドコンセントを徹底することでクレームの大部分は防ぐことができます。しっかりと説明し、納得してもらう体制を仕組みとして構築することが大切になります。

小児かかりつけ診療料

患者様の同意を得た上で、病気になった時に最初に受診していただく、かかりつけ医になる制度です。

小児かかりつけ診療料の届け出には、初期小児救急への参加、乳児健診の実施、定期予防接種の実施、幼稚園・保育園の園医のうち3つ以上に該当する必要があります。

求められる対応は、急性・慢性疾患の診療、健康相談や予防接種への助言、電話問い合わせへの対応となります。

電話問い合わせは原則、常時対応することになっていますが、電話に出られない場合、折り返しの電話が出来ない場合、急を要する場合は、休日夜間急患診療所や小児救急電話相談に連絡していただくよう促すことができます。

診療報酬加算で診療単価を上げる

  • 小児かかりつけ診療料
    かかりつけになっている患者様に対し診療報酬30点が追加
  • 診療情報提供料
    かかりつけになっている患者様を他の医療機関に紹介した場合、診療情報提供料が算定可能
  • 機能強化加算
    平成30年4月より、小児かかりつけ診療料の届け出を行っている場合、全ての患者様の初診料に機能強化加算80点が追加

機能強化加算はかかりつけ医の届け出以降、初診の患者様すべてに加算されますので、クリニックの収入のベースラインを引き上げてくれます。

また、小児かかりつけ医として登録いただくことは、他の医療機関への転院の抑制にもつながります。

まずは弊社の無料相談をご利用ください

小児科での開業をお考えでお悩みのことがございましたら、ぜひ一度弊社の無料相談をご利用ください。評判の取り方や診療の効率化など、先生のお考えを聞きながらアドバイスをさせていただきます。そのほか不明な点や疑問がございましたら、コンサルタントがお答えさせていただきます。

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小児科クリニックの開業資金

土地、建物 約3,000万〜
設備 約1,000万
電子カルテ、レジスター、コピー複合機、診察用ベッド、吸引器、心電計 など

自己資金がなくても開業はできます!

上記の開業資金は先生が全額自己資金として用意するものではございません。
開業は自己資金0でも可能な場合がございます。
詳しくは、開業に関するよくある質問Q&A「自己資金はどれぐらい準備する?」をご覧ください。

小児科の1ヶ月あたりの収支

※1ヶ月あたりの収支は、厚生労働省 中央社会保険医療協議会による
「第19回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告 −平成25年実施−」のデータを参考にしています。

個人クリニック

収益
診療報酬 約730万円
介護収益 0万円
経費
人件費  ※院長の収入は含みません 約163万円
医薬品費 約179万円
その他 約149万円
小児科の1ヶ月あたりの収入(収益 - 経費)= 約240万円

医療法人

収益
診療報酬 約1,123万円
介護収益 0万円
経費
人件費    ※院長の収入も含みます 約541万円
医薬品費 約228万円
その他 約276万円
税引後の小児科の1ヶ月あたりの収入(収益 - 経費)= 約78万円
理事長先生と理事(奥様や成人したお子様)の報酬を引いた、残りの医療法人の収入です。



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