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医師のための開業用語集
Googleコア・アルゴリズム更新
2018年7月最終週に、Googleは検索順位を決定するコア・アルゴリズムのアップデートを行いました。
それによって、普段はあまり見られないような大きな検索順位変動が発生し、大きな訪問数の変動があったサイトが多くみられました。もちろん、クリニックのホームページもこの影響を受け、一時的に訪問数が何十倍にも伸びたという事象もありました。
急激に特定のページへのアクセスが集中したり、逆に大幅にサイトの訪問数が減少したりといった現象は、このコア・アルゴリズムの更新によって、特定のキーワードでの検索順位が大きく変化したためと考えられる場合があります。
訪問数=患者数ではない
もちろんクリニックのサイトであれば、インフルエンザ流行時期に予防接種ページの閲覧数が増加したり、自治体の検診の終了に近づくと、駆け込みの受診者によるページ訪問数が増えたりすることがあります。
しかし、このコア・アルゴリズム更新では、時期に関係なく、「風邪」「おしりが痛い」などの単純なキーワードで検索した際に、クリニックのページが上位に表示されることがあります。
このようなキーワードには、クリニックを受診しようと考えている患者さんが検索時に使うであろう”地名”や”科目名”等が含まれていません。つまり来院につながりやすいキーワードではないのです。そのため、予防接種や検診と違い、そもそも受診しようという意志があるユーザーによるアクセスなのかも怪しいのです。
急な訪問数増加で、たくさんの人が見てくれていても、その数値変動がそのまま来院患者数に比例しているかは別のお話です。
通常、コア・アルゴリズムの変更は後からGoogleが再度調整をするパターンが多く、伸びていた訪問数が以前の水準に戻ることも十分に考えられます。
とにかく患者さんのために良いサイトを作る
コア・アルゴリズムの変更で大きなアクセス数変動があった場合、なかった場合、いずれにしてもやるべきことは一つです。
それは、患者様にとって良いコンテンツを案内すること。
丁寧でわかりやすい言葉での説明、疑問や不明点がないような配慮のあるサイトを作っていくことが大切です。
全国からの、どんな意図で検索してクリニックのホームページを見に来ているかわからないユーザーよりも、受診したいと思ってサイトを見てくれている患者様を大切にした方がいいですよね。
今後もコア・アルゴリズムの更新は続いていきます。その際に、訪問数が大きく揺さぶられることもあるでしょうが、患者様のことを第一に考えてサイト作りを続けること。これにつきます。Googleがクリニックの発信する情報を評価することを信じて、正しいことを続けていきましょう。