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医師のための開業用語集
SSL化設定
サイトの保護証明
インターネットサイトにアクセスした際に、URLの欄を見ているでしょうか?
www.doctorsupportnet.jpのように、URLが表示される前の部分に、httpという表示があると思います。
こちらをhttp→httpsにするのが、SSL設定と呼ばれているものです。
sなんか付けて一体何が変わるのか?というところですが、このsが付いているだけで、そのサイトが暗号化によって保護されていることを証明しているのです。
このように、サイトを暗号化し保護することをSSL化設定といいます。
この設定には、サーバー側での申し込みが必要になります。
グーグルはSSL化設定を推進中
これまではSSL化の設定は、個人情報やクレジットカード情報などを送受信するページ(ネットバンキングや通販サイト)に導入されてきましたが、グーグルはこのSSL化設定を常時、どんなサイトでも行うことを推進しております。
今ではSSL設定がされていないサイトにおいては、ブラウザによっては“保護されていない通信”という表記が出てくるようになっており、WEBページを見ることはできるものの、クリニックのホームページを見る際にマイナスのイメージを与える要因となってしまいます。
警告表示で予約や申し込みをやめてしまう可能性
フォーム送信を行うページではこの“保護されていません”という表記が赤くなり、より警告が強く表示されています。
例えば、クリニックの予約受付をホームページから行っている場合、また院内セミナーや説明会の受付をホームページを通して行っている場合においても、フォームの送信をしているページでSSL設定がされていないと、真っ赤な警告が常にURLに表示されてしまうのです。
患者さんの立場からすれば、“個人情報が守られないのは不安“と感じて、予約や申し込みをやめてしまうことも十分に考えられます。扱う内容が繊細な精神科や心療内科ではなおさらだと考えられます。
さらに、今後はフォーム送信のページなどに限らず、すべてのページにおいてSSL化未設定の際には赤い警告が出てくると予測されています。
SEOにも悪影響が
検索結果での上位表示を狙うSEOにおいてもこのSSL化設定は重要な意味を持っています。SEOに関してはこちらで解説しております
グーグルはSSL化設定を推進していますので、もちろんしっかりと保護されているサイトを、保護されていない(SSL化未設定)サイトよりも高く評価します。さらに、SSL化されているサイトは通信速度がやや早くなっており、サイトの表示速度を評価対象にしている現状、サイトの速度の面でも高い評価を受けやすくなります。
SSL化設定が当たり前になっていく今後、この設定の有無だけで検索順位が下がってしまうことも考えられます。
内容がしっかりしていて、患者さんの役に立つ情報を載せていても、ただSSL化していないために見てらえないのはもったいないことですよね。
SSL化の設定は専門家にお願いしましょう
SSL化の設定は現在クリニックのサイトを管理している業者さんにお願いしましょう。
この暗号化設定では陥りやすい落とし穴も多々あり、特にサイト内に外部サイトの情報を掲載している場合には注意が必要です。(FacebookやTwitterなどのSNS、予約システムサイトの埋め込みなど)
この暗号化設定が上手くいかないと、いかのような問題が出てくる場合があります。
- クリニックホームページに設置したFacebookやYoutube動画が出てこない
- 順番待ち受付状況確認画面が表示されない
- エラー表示が出て一部のページが見れない
- サイト内の検索がうまく動かない
より安全で安心なサイトにしていくためにも、SSL化は必須の時代になってきております。
Googleの方針では、SSL化はやると良いことではなく、「やらなければならない」ことになってきていますので、お早めに対応しておくことをおすすめします。
お持ちのホームページでSSL化設定をしたい、現在のホームページでなかなか患者さんが集まらない、といったお悩みをお持ちでしたらこちらのホームページ制作・運用のお問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。