ロービジョン検査判断料
ロービジョン検査判断料とは
視覚に何らかの障害があることによって生活に支障がある方(ロービジョンの方)に対して、様々な面から支援していこうという動きが広まっています。
ロービジョン検査判断料は、医療的な支援としての患者の保有視機能に対する評価や、ロービジョンケアに関わる他業種との連携を評価する診療報酬です。
対象患者
身体障害者福祉法別表に定める障害程度の視覚障害を有するもの(ただし身体障害者手帳の所持の有無を問わない。)
算定要件
対象患者に眼科学的検査(コンタクトレンズの装用を目的としたものを除く。)を行い、その結果を踏まえ、患者の保有視機能を評価し、それに応じた適切な視覚的補助具(補装具を含む。)の選定と、生活訓練・職業訓練を行っている施設等との連携を含め、療養上の指導管理を行うこと
点数
250点/月
届出要件
- 眼科を標榜している保険医療機関であること
- 厚生労働省主催視覚障害者用補装具適合判定医師研修会(眼鏡等適合判定医師研修会)を修了した眼科を担当する常勤の医師が1名以上配置されていること
関連する科目
開業・経営におけるポイント
ロービジョン外来を行っている診療所は少ないため、実施することで他医療機関との差別化を図ることができます。
一方で、ドクターや視能訓練士の負担は増えてしまいます。また、ロービジョン外来に対応できる視能訓練士の確保も課題となります。
ロービジョン外来では福祉関連施設や補助具販売店との連携が重要になるため、事前の根回しが必要です。
診療所でロービジョン外来を行う場合、開業コンセプトを決定する段階で、どこまで自院で対応するのか、しっかりと検討しておきましょう。