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ドクターサポート通信

Drサポート通信では、クリニック経営のヒントとなる情報をお届けしています。

クリニック経営におけるスタッフ採用

スタッフの募集広告では、新聞への折り込みチラシ掲載が最適であると言われていますが、本当でしょうか。各職種ごとに適した募集方法を紹介していきます。

事務スタッフ、特にパート職員を募集する場合

クリニックの周辺に住む主婦に対して情報提供をすることが出来ます。
主婦の方であれば自宅近くでの勤務を探している方も多いため一定の効果が予想されます。
しかし、最近では新聞を取らない方も増えているので、以前ほどの効果は見込めなくなってきています。

看護師を募集する場合

看護師不足が続いていることもあり、折り込みチラシで募集しても、あまり効果があるとは言えません。

例えば派遣会社に登録している看護師の方もいらっしゃいます。
これは自分で探す手間がなく、条件にあった勤務先を見つけやすいため、希望通りのクリニックで働ける可能性が高くなることが上げられます。

また、派遣会社から支払われる時給の方が、クリニックに直接採用されて支払われる時給よりも1〜2割程度高い傾向にあるので、この点に魅力を感じている看護師も多くいます。

デメリットとしては派遣会社へ紹介料の支払いが生じるなど、直接雇用する場合よりも費用がかかりますので、留意する必要があります。

インターネットを使った求人広告を利用されるのも有効な手段です。
看護師の給与は地域によって変わりますし、掲載時期によって応募数も変わってきます。

よって、医療業界に精通した広告代理店、またはコンサルタントに依頼し、時間・コストの面で効果的に活用することをお勧めします。

クリニックが看護師を効果的に確保するためには、今クリニックに勤務している看護師や院長自身のコネを使うのが手堅い方法であると言えます。

また、最近では事情が変わってきており、看護師がハローワークのパソコンで求人情報を検索して探すようになってきているので、ハローワークの活用の手段の一つです。

リハビリスタッフなどの専門職を募集する場合

この場合についても、医療業界に強い広告媒体の活用や、医療に精通した求人代理店を使用することをお勧めします。

実際のスタッフ採用面接では、採用後の労使間のトラブルに発展しないように勤務条件を詰めておくことが不可欠です。
勤務条件の希望を予め専用の用紙に記入して貰い、面接前に把握しておくと面接時間の短縮や条件面の調整などが効率的に進みます。

この様な工夫をした上で、採用面接では求職者の価値観や性格や志望動機を分析することに時間をかけるべきです。
面接時に短時間で他人の価値観を見極めることは簡単ではありませんが、求職者の価値観を探り、院長の考え方やキャラクターに合致するかどうかを採用の最優先基準とすべきです。

これは採用後の些細な感情的トラブルからすぐにスタッフがやめたり、指示に従わなかったりすることを防止するためにも必要なことと言えます。

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