クリニックの新紙幣対応:自動精算機のアップデート

2024年度上半期に新しい紙幣が登場する予定ですが、その対応システムについて気になる方も多いでしょう。

今回は、新紙幣への対応方法や費用についてわかりやすく解説しています。

新紙幣発行までのスケジュール

2024年度の上半期(4〜9月)に、新しい1,000円札、5,000円札、1万円札が登場することが発表されました。

この新紙幣の発表は2019年4月9日に行われていました。

発表から実際の発行までには5年もの期間がかかるのは、新紙幣の印刷の準備と、企業がATMや券売機などの機器を対応させる必要があるためです。

そういう意味では、クリニックもまた、この新紙幣への対応をしなくてはいけなくなります。

参考

新紙幣発行に対してクリニックができる対応

既存のシステムをアップデートする

新しい紙幣が出ると、既存のお金のシステムも合わせて変える必要があります。

そのため、古いシステムを修正して、新しい紙幣に対応できるようにアップデートする方法があります。

システムのアップデートは、新しいシステムに買い換えるよりもお金がかからないため、費用を節約したい場合におすすめです。

ただし、古いシステムがそのままアップデートに対応できないこともあるので、確認する際はシステムのメーカーに確認しましょう。

なお、2021年に行われた新500円硬貨への対応が完了していないと、今回の新紙幣対応アップデートが実施できないという場合もあるようです。

新しいシステムを導入する

新紙幣発行に合わせて、新しいシステムを使うことも考えられます。

システムは年々デジタル化が進んでおり、より使いやすい画面やカスタマイズできるメニューがあります。

費用は少し多くかかってしまいますが、これを機に既存システムを刷新し新規システムを導入することも手段です。

新紙幣へのアップデートを実施しない場合

新紙幣に合わせたシステムの改修や機器の入れ替えをしないと、新紙幣読み取りはができませんので、旧紙幣に交換してから機器に入れる必要があります。

患者さんをお待たせするとともに、旧紙幣の両替の用意など事務さんへの負担もありますため、なるべくアップデート対応はした方が良いかと考えられます。

アップデートする場合にはお早めに

まずは今回の新紙幣発行に伴ってどんな対応をするか決めなくてはいけません。

システムを改修、アップデートのお申し込みをする場合には、なるべく早くのお申込みをしましょう。

新紙幣発行間際ですと、発行されて実際に患者さんがご利用するまでに修正や機器入れ替えが完了できないことも予想されますのでご注意ください。

今後はキャッシュレス決済も

クリニックでは現金対応がベースにあると思いますが、今後キャッシュレス決済のシステム導入も視野に入るかと思われます。

最近では、現金を使わない方が増えており、将来的にますますキャッシュレス決済が増えるとも予想されます。

こうした紙幣対応などの環境変化に合わせて、キャッシュレス対応も検討していくと良いでしょう。

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