税務顧問 獲得 開業医編

税理士の税務顧問獲得方法は「紹介」に勝るものはないと思います。
他に実践されている税務顧問獲得法は、おおむね下記のようなものではないでしょうか。

  • 1. ホームページ集客
  • 2. ソーシャルメディア集客
  • 3. セミナー集客
  • 4. DM発送代行業者活用
  • 5. 交流会参加営業

玉石混交の税務顧問先獲得であれば、「紹介」以外にもこれらが役に立たないとは言いません。

しかし、富裕層顧客の開拓や開業医の税務顧問獲得にはあまり役立たないことは成功している公認会計士・税理士仲間に聞いてみればハッキリわかるはずです。

成功している公認会計士・税理士事務所は得意分野を業種ごとに持っているものです。

特に、開業医の顧問先は特定の公認会計事務所・税理士事務所に偏っています。
それでも、実績ゼロからでも開業医を顧問先にする方法があります。

当社と提携している公認会計士、税理士は元々開業医の顧問先ゼロから複数の医療機関を顧問先に抱えて、次々開業医を紹介されるようになっています。

開業医の顧問先ができれば、開業医からどんなことが期待されどんなことが喜ばれるのか分かりますから、そのポイントをホームページにトピックとして掲載していけば「開業したい」と思っている勤務医や「税理士を変えたい」と思っている開業医の先生やご家族から問い合わせが来ることも期待できます。

実際、弊社が過去に何らかのコンサルティングやファイナンシャルプランでお会いした開業医の先生で、顧問料のわりに期待していることを何もしてくれなかったので、ネットで税理士を変えたという事例を見聞きしたことがあります。

地方における新しい税理士探しではネットが利用されやすい

意外に、地方に多いのです。
元々、地方では、特定の税理士事務所に開業医の顧問先が集中する傾向にあります。
その税理士を切ろうとするとき、意外に相談にのってもらえる人が少ないのです。

医師会やロータリークラブなど日ごろあっている人に相談すればいいだろうにと思われがちですが、地方では、税理士を変える時に地元の人にそれを知られたくないという思いが強いのです。

そして、また地元のどこかの税理士に頼んだとして、思う成果が得られなかった場合は最悪です。切った税理士からは恨まれるでしょうし、その次もダメとなるとどうにも動けなくなってしまいます。そのため、ネットで地元以外の税理士に相談して自分で切り替えたという開業医が意外に居るものです。

ソーシャルメディア活用

ソーシャルメディアで税理士を見つけたという開業医を弊社では存じ上げません。

ソーシャルメディアを使う医師は、プライベートの付き合いのある人だけと繋がっていることが多く、同期会や個人の趣味の集まりなどの連絡手段や情報発信にのみ限定で使っていらっしゃることが多いからだと思います。

ソーシャルメディアで患者様から見られてもよいと思って活用していらっしゃる開業医はあまり見かけません。どちらかというと政治的活動や特別な団体の情報発信をするために勤務医の先生が利用している例は時々見かけます。

セミナーを開催しての集客

セミナー集客は、開業医の配偶者向けに行う場合、一定の効果が期待できるのではないでしょうか。開業医は多忙なため、税理士を変えようと思ってセミナーに参加する時間は取れないと思います。

また、これから開業をしようと思う先生方にセミナー告知をしても、どのような媒体で告知するのかによって集客数が全く異なります。

ホームページで告知しようと思うなら、上場企業である医薬品卸や調剤薬局、ハウスメーカー、などのサイトが上位表示され税理士事務所・会計事務所のサイトが上位表示されることはありません。

結局、医薬品卸や大手調剤薬局などに依頼をして集客してもらうしかありません。
独自のセミナー集客は、集客ができれば一定の効果が期待できますが、そもそも公認会計士事務所・税理士事務所単体でセミナーを開催しても、集客が全くできないのが実情です。

DM発送代行業者活用

DM発送代行業者活用は、チャンスがあるかもしれません。しかし、顧問先の信頼を失うリスクも覚悟して取り組まなければなりません。

実際に何度があった事例ですが、開業医は医療法人として事業をスタートさせることができません。必ず個人で開業したのち、医療法人化していきます。個人事業主が医療法人化すると新しい事業所として税務申告をすることになり、登記上は新規の法人として登記されます。

顧問先の先生の法人宛にDMを送ってしまう

そこで起こる悲劇が、自分の顧問税理士から医療法人にDMが届くというものです。

当社が開業のコンサルティングは行ったものの、税理士は自分の知り合いに頼むという医師が一定数いらっしゃいます。そのごくわずかな開業医でこの悲劇を見かけるのです。

開業医の先生は、いかに自分が重要視されていないのかと憤慨されることが多いのですが、税理士事務所の苦境は開業医には伝わりません。

弊社が説明して、税理士事務所は顧問先が廃業していき過当競争となっている実態や、新規の税務顧問獲得がなかなかできない状況や価格のダンピング競争が行われていることなどを説明して、理解を求めるようにしています。

ただ、このDMが元で税理士を変えたいという相談になった事例もあることをお伝えしておきます。

交流会参加

たまに、お客様の出版記念パーティーとか中小企業診断士が中心となった会合などに税理士や公認会計士の先生がいらっしゃっていることがあります。

名刺交換を求められることがありますので、失礼の無いように対応させていただいております。

東日本大震災の復興支援ではいろいろな方々とお会いする機会がありましたので、多くの税理士さんと名刺交換をさせていただきました。そのような方々に、開業医の顧問先があるか、差しさわりのないレベルで伺うのですが、医科の診療所を顧問先に持っている方にお会いできるチャンスはありませんでした。

ほとんどが歯科診療所で、弊社が専門領域としている医科の診療所のことについて経験も知識もないため、それ以上何かが進むことはありません。どちらかというと、顧問先開拓に苦労なされていることを垣間見ることの方が多いような気がします。

税理士事務所・公認会計士事務所のホームページで集客ができるとはあまり思えませんが、効果が無いとは言えないと思います。ただ、開業医を顧問先にしたいと思ったら、あまり効果は期待できないかもしれません。

しかし、開業医を紹介する弊社の様な側からするとホームページも無いようでは、紹介しにくいという実情があります。

今時、クリニック開業にあたってホームページを持たずに開業することはほとんどありません。それが、紹介される税理士・公認会計士がホームページを持っていないとなるとどれだけ古臭い事務所なんだろうと、紹介する弊社の信用も落ちてしまうのです。

開業医を税務顧問先として開拓したいと思ったら、せめてホームページはスマートホン対応のサイトを用意していただけると効果が期待できると思います。特に、「紹介」する側にとっては、とても助かります。

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