医院開業の開院祝い、何を贈るべき?

勤務医を続けある程度のキャリアを重ねてくると、周囲のドクターでクリニックを開業される先生が出てくるものと思います。

お世話になった先輩や、同僚、もしかすると後輩医師が開業することもあるかもしれません。

そんなとき、開院祝いの品は何にすれば良いのでしょう?

お祝いは大事?

そもそも開院のお祝いですが、あくまで一時的なものです。しかしだからと言ってやはりないがしろにはできないものです。

クリニックを開業したからと言って、その先生との関係がなくなるわけではないからです。

開業後にもクリニックにはない機器を使った検査のお願いがあるかもしれませんし、クリニックへ患者さんの紹介をしてもらうこともあるでしょう。

ドクター同士のご関係は開業後も続いていくものですので、マナーを守ってお祝いを贈るなども、今後の関係性のために大切です。

残るものと残らないもの

実際に何を贈ればいいのかというと、大きく分けて残るものなのか残らないものなのかを決めると良いでしょう。

実用性のあるもの、インテリア

形として残るものであれば、空気清浄機や加湿器などの家電製品は実用性も高く喜ばれることが多いようです。

特に開業コストを抑えてコンパクトに開業される場合、開院日までに必要のないものはまだ買い揃えていない場合があります。

時計や絵画などのインテリアも形が残るものとしてよく開院祝いに選ばれますが、クリニックの内装やデザインにこだわっている場合には、それらとうまくマッチするかどうかのセンスが試されてしまうのでやや難易度が高いかもしれません。

定番のお花

定番のお祝いとしては胡蝶蘭が贈られることがほとんどです。

新規開院のクリニックにはたくさんの胡蝶蘭が並んでいるという光景も珍しくありません。

注意点はそのサイズです。開院される先生としては、やはりお世話になっている先生から送られてきたものは、目につくところに置きたいという声があります。

しかし、あまりに大きなお花ですと受け取った側が配置に苦労するということもあります。

現金や商品券、飲食物

正直なところ、現金をいただくのが一番ありがたい、という声もあります。

何を贈ってい良いか悩む側としても、それで実用的なものを購入してもらえれば良いということです。

またお菓子やお酒などの食品をお送りする場合にも、消費すれば残らず現金などと同じく合理的な贈り物として喜ばれることが多いようです。

お祝いの品はいつお贈りすればいいか?

もちろん、一番は直接お会いできるタイミングでお祝いの言葉と一緒にお渡しできると良いのですが、先生も開業される先生もお互い医師としてお忙しくなかなか予定が合わないことが多いです。

ですから、無理せず配送会社を利用してお祝いの品をお届けすることはマナー違反ではありません。

ただし、開院のお祝い品はものによりますが、内覧会を開催する場合その前日までに届くと良いでしょう。

時計や置物、お花などであればクリニックの内覧会の際に揃っていた方が、来院される患者さんから見ても華やかになります。

気持ちを込めていれば大丈夫です

ひと口に開院のお祝いと言いましても、上記のようなものの選定だけでなく、送り主の先生と開業される先生との関係性も考えなくてはいけませんので、これが正解、これを贈れば問題ないということは言い切れません。

いずれにしましても大切なのは、受け取り主のことを思い、開院を祝う気持ちがある事です。

いつか先生ご自身が開院される日を思い描きながら、開院祝い選びを楽しんでいただけたらと思います。

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