病院再生・売却

病院再生について

ホームページ上だけでは、病院再生の説明は難しいですが、民間の病院で200床未満のものを例にしてご説明いたします。

自力再生ではコンサルタント選びがカギ

病院が主体となって経営改善に取り組むことを自力再生といいます。
しかし、病院内のみで簡単にできるものではありませんので、優秀な外部のコンサルタントを入れることをお勧めします。

注意点は、コンサルタント選びです。

最初の相談の時に、事前調査で再生の方向を出すために「何が必要」で「どれくらいのコスト」がかかるか見積書を依頼しましょう。

事前の調査で、債務超過の実質と原因を取り除き、再生するためにどのようなスケジュールを立て、どこに力を集中するのかを明確に提示できるかどうかを見ましょう。

また、再生ができないなら、どのような清算方法が考えられるかも聞いてみるとコンサルタントの実力が分かります。再生ができない場合、なるべく短時間で清算しないと、破産もできない事態になりかねません。

再建計画次第で債務免除も

簡単には、債務は減免してもらえません。
しかし、再生の可能性があり放っておくと破綻してしまいますが、再生した場合に貸し付けた金額のうち、ある程度戻る可能性があれば、金融機関とも交渉の余地が出てきます。

この場合、きちんとした実績のある弁護士や、公認会計士、再生または清算の実績のあるコンサルタント、一級建築士、社会保険労務士、司法書士、行政書士などのプロがチームを組んでいて、金融機関、都道府県、労働関連諸機関、建設業者、医療器械商社などと協議をし、再建計画を認めてもらうことが必要となります。

しかし、債務の減免を受けてまた債務超過になるようでは許される事態ではないので、必ず黒字経営のできる体質になる経営責任があります。

この段階になると、悪徳ブローカーが出てきて、特別な融資をしてくれるというような話も出てきます。 病院再生ファンドなら大丈夫ですが、悪徳ブローカーから資金を借りてしまうと、債務免除や新たな資金調達で新聞沙汰にまでなった病院もありますので、十分に注意してください。

清算、有床診療所または無床診療所へ

入院患者様がいる状態では、急に清算はできません。
また、債務超過に近い状態であれば、ゆっくり清算をしていると途中で経営破綻してしまうこともあります。清算は一般的に1年以上かかる例が多く、短期間ではできません。

この段階になると、悪徳医療法人が救済に乗り出してくることがあります。
経営の承継など、いろいろ提案がありますが、要は乗っ取りの場合もあります。
医師の個人保証を最後まではずしてもらえず、実印も取り上げられ、経営権も取られ、債務保証をさせられた勤務医になってしまいます。

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