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医師のための開業用語集
スピード・アップデート
ウェブサイト見ていると、表示速度が非常に遅かったり、読み込みに時間のかかるサイトを見つけることがあるかと思います。
「遅くて待っていられない」「動きが重くて使いづらい」
そんな印象を持たれるサイトは検索順位が下がってしまうとGoogleも発表しています。
Googleは2018年1月の時点で、“スピード・アップデート”を行うことをアナウンスし、同年7月に実際にアップデートを導入しました。
スピード・アップデートとは
Googleのいうスピード・アップデートは、ページの読み込み速度を、モバイル端末による検索順位を決める要素として使用することです。
ページのコンテンツの表示速度、動作の速さが検索順位に影響します。コンテンツが良くても、速度が極端に遅いサイトでは、順位の下落が観測されました。
ウェブ全体への影響としては、よほど遅いサイトでなければほとんど影響がない結果となりました。
サイトの速度には気を付けましょう
今回のスピード・アップデートで特に影響がなかったとしても、サイトの速度には常に注意しておきましょう。
特に、サイトが重く遅くなる要因としては以下のようなものが挙げられますので、使いやすさとの両立を目指して調整するようにしましょう。
- FacebookやTwitter、Youtubeなどの外部サイトのコンテンツを埋め込んでいる
- 画像が多用されている(ファイルのサイズが大きい場合)
- サイト内に動きが導入されている(スライドショー、アニメーションなど)
外部サイトのコンテンツ埋め込み
外部からのデータを埋め込み、診療状況をお知らせされているクリニックも多いかと思いますが、仕組みとしましては、毎回そのサイトからデータを読み込んで表示させているため、サイトの速度が遅くなる要因になります。
そういった外部サイトを特に頻繁に更新していない場合には、埋め込みではなくリンクにすることで、速度低下は解消されます。
画像の多用
また、画像の多用ですが、基本的には大容量の画像を使うことはないかと思います。
しかし、スライドショーやきれいな院内写真などは比較的容量が大きくなりがちです。そのような画像を使用する際には、その形式をなるべく最適なものにし、出来れば圧縮ツールなどを使って画質を落とさずに軽量化しましょう。
また、レスポンシブサイトと言って、パソコン向けとモバイル向けが同一、使う端末に合わせて自動でレイアウトが変わるタイプのサイトは注意が必要です。
自動で切り替わる際に、パソコン用とスマホ用の画像も切り替わるように設定を行っておかないと、PC向けの高画質画像がスマホで表示され、読み込みに時間がかかるというケースが出てきます。
サイト内部の動き
サイト内の動きに関しては、スクロール時やタッチした時などにフェードやスライドインするような動きがありますと、その動きをするために専用のプログラムが設置されており、毎回それを読み込むことになりますので、サイトの動きが遅くなってしまう可能性があります。
モバイル重視の時代、サイトの速度は重要になります
検索エンジン側のMFI(モバイル・ファースト・インデックス)導入や今回のスピード・アップデートなど、WEB環境はますますモバイルを重視しています。
なにより、スマホを使うユーザーが、ウェブサイトはサクサク見れて当たり前だと考えている時代です。
受診しようか比較検討している段階で、わずかでも読み込みに時間がかかってしまうことは、受診機会の損失につながりかねません。スピード・アップデートに関わらず、サイトの速度には注意していきましょう。
サイトの速度を診断してくれるツールなどもありますので、クリニックのサイト速度を測ってみるのも良いでしょう。