経営に役立つ情報を毎月お届け!
ドクターサポート通信

Drサポート通信では、クリニック経営のヒントとなる情報をお届けしています。

ホームページでの親切な誘導とこれからの意味

ホームページを見ていると下記のようなものを見たことはありませんか?

「HOME > 診療内容 > 風邪 」

これは「パンくずリスト」と呼ばれ、あるホームページの中で、自分が今どのカテゴリー、どのページを見ているのかを視覚的にわかるように表したものです。このリストがパンくずリストと呼ばれるのは、童話「ヘンゼルとグレーテル」で、ヘンゼルが森の中で迷わないように、家までの道のりの目印としてパンくずを落としながら歩くシーンが由来となっており、道しるべという意味が込められています。

ホームページでは、このように“ホームページを見ている方への目印”が様々あります。例えばユーザーが現在Aページにいることを伝えるために、Aページへのリンクボタンの色がマウスオーバー時と同じだったりするのも目印の一つです。このようにユーザーに対する目印が広まっている背景には、ホームページの見られ方の変化があります。

以前はホームページを見る際には「HOME」や「トップページ」と呼ばれるページから入って、詳細内容ページへと移っていくというのが一般的でした。しかし、現在では、検索エンジンやFacebook、TwitterなどのSNSからページ、またその他のページやブックマークなど、詳細内容ページに直接辿りつくケースが増えてきました。ページが見られる経路は、広く複雑に絡み合っているのです。

ホームページを見たときに得るものとは

ホームページは情報を得るためのものでしょうか。
実際に考えてみてください。

最近見たホームページのうち、どのくらいの文章が頭の中に残っているでしょうか。
それに比べて、良かったサイト、印象に残ったサイトを思い出してみてください。
漠然とした理由かもしれませんが、いくつか簡単に思い浮かべられたのではないでしょうか。
そしてそれは必ずしも情報が要因だったわけではないと思います。

情報の伝え方、おもしろさ、新しさ、スマートさ…理由は様々でしょうが、一種の“体感”がともなって初めて記憶に残るのだと思います。

ホームページ、SNSといったインターネット上でものを見ることは、これからさらに当たり前のことになっていくでしょう。検索エンジンを使わない、Facebookしかみない、LINEしかしない、メールを使わない、PCとスマートフォン両方で使い分けてるなどなど、様々な利用法が広がっていく中で、こうした体感が重要になってくると思います。

ユーザーを丁寧に誘導する親切さは、今や当たり前のものになっています。逆に特別なことではなくても、それが欠けているだけで不親切だと感じる方も出てくると思います。

すべての人に良いように、ということは難しいですが、なるべく良いように、親切に、クリニックの方針とブレないように。そうした考え方でホームページを見直していくのがこれからさらに必要になっていくのではないでしょうか。

↑ページのTOPに戻る

このページの先頭へ戻る

医院開業の無料セミナー
ご案内はこちら

医院の新規開業・再建・売却
無料相談お申込みはこちら

FPサービス会社概要
資料のご請求はこちら