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ドクターサポート通信

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人材サービス会社活用による看護師の雇用

看護師不足に悩む医療機関が多い昨今では、直接採用のみでは人材確保が難しいため、人材サービス会社(有料・無料職業紹介事業者・紹介予定派遣事業者等)を利用して人材を確保するクリニックが増えています。
しかし、希望条件に合った看護師を紹介してもらえないなど、人材サービス会社とクリニックの間で求める人材にズレが生じたり、看護師本人とトラブルになるケースも出てきています。

看護師の採用に関して医療機関が利用できるのは、有料・無料職業紹介事業者等による紹介と紹介予定派遣になります。紹介予定派遣とは、入職を前提として最長6ヶ月まで紹介予定派遣事業者から看護師を派遣する仕組みです。
この場合の派遣期間は試用期間のようなもので、派遣されている期間内にスタッフの実際の勤務状況を確認してから採用・不採用の判断ができます。

看護師確保のポイント
最近は、より条件の良い勤務先を選択するため、複数の人材サービス会社に登録している看護師が増えています。このような売り手市場の中、人材サービス会社を利用する場合には下記の点に注意しましょう。

  • 希望条件を明確にする
  • 信頼できる会社と担当者を選ぶ
  • クリニックのアピール方法をよく検討する
  • 面接時に相手をよく観察する
  • 働き易い環境を整える

まずは経営方針に沿って、どんな人材が必要なのかを人材サービス会社に伝えることです。 看護師といっても、これまでの勤務先が病院か診療所か、どの診療科で勤務していたか、外来か病棟かなどで持っているスキルが異なります。

また、スキル以外の希望条件もできるだけ具体的に提示することで、より条件に合った方を紹介してもらいやすくなります。人材サービス会社に提出する求人票に細かく記載できない場合、採用前の本人との面談の際に、クリニック側の求める人材像をしっかり伝えておきましょう。また、人材サービス会社からの情報のみに頼るのではなく、面談時にヒアリングシートを用意するなど自分で判断をすることがミスマッチを防ぐことにつながります。

人材サービス会社選びのポイント
医療系の人材サービス会社は数多くありますが、求職者と医療機関の希望条件が折り合っていないのに強引に契約を進める会社もあるので、サービス会社まかせにするのではなく、こまめに連絡を取り合うようにしましょう。人材サービス会社を見極める上で、契約書内で手数料や返金ルール、責任の所在を明確にしているかどうかが一つの基準となります。

クリニック経営において看護師の確保・維持は大きな課題です。
トラブルを避けるためにも、まずはクリニックが求める人物像を明確にし、人材サービス会社や求職者に伝えることが大切です。

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