クリニックの民事再生の注意点
民事再生の手続き
民事再生は会社の債務(借入金や買掛金)が膨らんだり、資金繰りに行き詰まったりして経営が困難になった場合に、裁判所の関与の下で事業の再生を図る手続きです。手続きは弁護士にしか行えないため、ある程度の弁護士費用がかかります。
民間の企業と違って、医療機関の資金繰りが困難になった場合、そもそも再生のための経営改善計画を医師が立案することは困難な場合が多いと思います。経営者である医師が経営改善計画の立案ができないとなると、弁護士が代わりに再生計画を立案することも困難です。
法的手続きをとらずにクリニックを再建できる場合もあります
- 税理士から、利益が出ているとは言われるが銀行借入の返済を行うと預金が少しずつ減っていくような場合
- クリニックの経営はギリギリだが生活費をバイトなどで補っている場合
このような経営状態であれば、法的手続きを取らずに、経営を再建できる可能性があります。そんな状態が続くようであれば、当社にお気軽にご相談ください。