病院再生・売却

悪徳ブローカーに注意

医療法人の買収(継承を含む)の仲介を執り行っている会社はいくつかあります。
高いところでは、買収総額の3%をそれぞれから取っていますので、相当な利益が上がる事となります。

問題なのは、ブローカーの担当者レベルでは、承継と教わっており、法律上問題も多く、実質的に詐欺に近いことをよく理解していない節もあります。

医療法上の取り扱いと、債権債務の継承の実務となると、病院の経営者も事務方も取り組んだことがないというのが普通ですので、専門家にすぐに相談する必要があります。

医療法人の経営継承には、まず買収金額で折り合いをつけるために、金額とその他の条件を詰めることが必要です。そのために、こちら側の財務資料を渡したり、就業規則を渡したり(退職金債務や、給与債務の確定のため)、様々な資料を渡すこととなります。

必要な資料は渡すことになりますが、必要でないものを渡す必要はありません。これは、合併と買収に慣れた公認会計士やコンサルタントに相談をしないと、著しく不利な条件を押し付けられてしまうこともあります。

実際あった、最悪の例は、買収価格は2,000万円。
債務の保証人はそのまま継続させられてしまうというものです。身内の社員はすべて退社させられ、乗っ取り側の医療法人から社員が送り込まれ、理事も理事長以外はすべて交代というものでした。

要は継承と言いながら雇われ院長として働かされ、働かなければ病院は閉鎖。
借金の返済ができないので、担保である病院を売却して、それでも足りない分は個人の財産をすべてつぎ込み、最後は破産するというものです。

病院再生ファンドのように、病院の長期的な再生を目指す病院の味方もあります。
病院を乗っ取って、借金をできるだけ押し付けて、病院の不動産を取り上げてしまうものもあります。経営を再生するためには、信頼できる専門家に、早期に相談しましょう。

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